超高齢化社会を迎えている日本のシニア世代の挑戦は海外も注目しているよう。日本ダンススポーツ連盟によるとブレイキンの発祥は米国。1970年代初頭にギャング同士の抗争が続いたニューヨーク・サウスブロンクス地区の貧困地区がブレイキンの起源。貧困地区ではギャングたちの縄張り争いが始まりたくさんの命が奪われていた。当時のDJだったギャングのボスが、殺し合いをせずに音楽で勝負すると提唱。向き合って踊るバトルというスタイルが自然と生まれていった。ヒップホップカルチャーが世界中に広がり、1980年代前半にニューヨークでの大規模なバトルが注目され急速に成長。テレビ番組や映画化などへ進出し今ではスポーツへと発展。東京・江戸川区のダンスサークルARASTYLE・新井佑典代表は「シニアブレイキンを日本だけでなく江戸川区から世界に発信することが今の夢」と話している。