ワシントン支局・高木優支局長が解説:バイデン降ろしの動きが加速、外堀が埋まりつつあるのか「そう見ていいと思う週末から週明けにかけてのここ数日が、大きなヤマ場となる可能性がある。ホワイトハウス高官の間でも撤退は避けられないという認識が急速に広がっているとされる。ニューヨークタイムズは、大統領に近い複数の関係者の話として“バイデン大統領が選挙戦から撤退するという考え方を受け入れ始めたようだ”と伝えた。このところ、バイデン陣営への献金額が落ち込んでいるともされ、巨額の資金が必要な大統領選挙戦を続行することが物理的にも難しくなってきている可能性がある。こうした民主党の状況とは対照的に、共和党側は、党大会でトランプ前大統領の下で着実に結束を図った。民主党としては候補者を正式に決める来月の党大会が刻一刻と迫る中、トランプ前大統領に対抗できる打開策が見えない状況に、焦りが一段と強まっている」。