米国のバイデン大統領が秋の大統領選挙の再選を断念し、選挙戦から撤退する考えを表明した。今後、民主党の後継の候補者選びが行われるが、バイデン氏が支持するとしたハリス副大統領が有力視されている。民主党全国委員会は声明を出し、後継の候補者選びに向けて、次のステップと指名プロセスの道筋をまもなく知らせると発表した。米国のメディアは候補者選びについて、来月19日から始まる全国党大会で代議員による自主投票に委ねられる可能性があると伝えられている。バイデン氏が後継の候補者としてハリス副大統領を支持すると発表して以降、ほかに党内から立候補を表明した人は現時点ではいない。大統領候補の座を目指すのがハリス氏だけなのか、それともほかに参入する人物が現れるのかが当面の焦点となる。