米国・バイデン大統領は、連邦裁判所で死刑が宣告された37人について、終身刑に減刑すると発表した。声明で「殺人犯を非難し卑劣な行為の犠牲となった方々を悼む」とした一方、「連邦レベルでの死刑執行をやめなければならないと確信している」などと減刑の理由を説明。アメリカでは、死刑執行に使う薬物が不必要に苦痛を与えるという意見を踏まえ、連邦レベルでは2003年から停止されていたが、2020年1期目のトランプ政権で再開され13人執行された。死刑制度を支持しているトランプ次期大統領のもとでの死刑の執行に一定の歯止めをかけた形。