米国のバイデン大統領は14日、キューバに対して人道目的以外の経済援助を禁止するなどとしたテロ支援国家の指定を解除すると議会に通知した。解除の理由についてバイデンはキューバ政府が過去6か月、国際的なテロ組織を支援しておらず今後もそうしたおそれがないと判断したとしている。ただ早速、共和党の議員らが反対を表明していて、今月20日就任するトランプ次期大統領のもとでの先行きは不透明な状況。キューバについては2015年にオバマ政権がテロ支援国家の指定を解除し54年ぶりに国交を回復したが、その後トランプ氏が前の任期の終わり間近の2021年1月に再びテロ支援国家に指定していた。米国メディアは米国の政権がかわるたびにキューバを巡る政策が転換していると報じている。