ウクライナとスイスが主催してウクライナの平和構想を討議するハイレベル協議を6月にスイスで開催することになった。ウクライナは戦場での苦境から巻き返すために欧米やグローバル・サウスの国々に呼びかけてロシアへの外交的圧力を強めたい狙いがあるとのこと。一方ロシアはウクライナが掲げる平和の公式を「最後通牒的な要求」だと強く反発して協議への参加を拒否し、中国にも共同歩調を求めて働きかけを強めている。中国は独自の和平案を掲げていて、ウクライナの構想だけでなく中国案を含めて協議するべくロシア参加の道を開くべきだとしている。