時には百戦錬磨の職人が大苦戦する珍しいカギと出くわすことも。依頼者は一軒家に住む80代・夫と70代・妻、カギを持たずに出かけてしまったという。このドアは閉めると自動的にカギがかかるタイプで、帰って来るまでお互いにカギを持っていないことに気がつかなかった。前日は訪問客用に買った近くのマンションに泊まったという。妻はガラスを割ろうと鉄アレイを持ってきたが、割れなかったと話した。カギ開け職人は特殊工具を使って解錠を試みるが、開かない。実はこの家は45年前のスウェーデンの家、カギも海外製。スウェーデン製のカギは一般的な日本製のカギと構造が違うという。約35分作業をしたが、解錠は難しいため、カギ穴を壊すことに。ドリルでシリンダーに穴を開け、細長い特殊な工具を差し込むと、約6分で解錠。その後、新しいシリンダーに取り替え、新品のカギを渡して作業は終了。今回の料金は5万600円。