手島さんは、アメリカにとってイランはトラウマだという。1968年にイギリスがスエズ運河の東側から引き下がってイランこそアメリカの守り本尊だったが、79年にイラン革命が起こってから全てのパラダイムが変わったという。その後、中東に置けるアメリカの失敗の歴史を積み重ねてきたという。今一番気になるのは「またアメリカは病気出てきた」という。アメリカは正規軍同士の戦いでは強いが、ベトナム戦争のように非対称戦争に引きずり込まれていっているなどと指摘。大宅さんは、いつもどうして中東は私達にわからないのかと思っているという。問題はそこが宗教だからだという。そしてアメリカがスーパーパワーでなくなったことだと指摘。トランプがもう一度強いアメリカにというが、その中身は全然精査されていないため悩みが増える一方だとした。渡部さんは、どれだけ影響力のあるリーダーでも、1人の意向でなってるわけでなく影響を与える存在がいて、本当のおそれが何かに目を向けないと絡まりきった連鎖をどう癒やしていけるかという状態にあるなどとした。