エステーが今注力しているのが、かおりを使ったブランディング。その土地の特産品や資源を活用し、エステーの技術で街のかおりを開発。かおりを通じて地域の活性化やブランド化につなげるというプロジェクト。長野県山ノ内町では未利用資源となっていたスギの枝葉を活用し住民たちとともに町の香りを生み出した。そして大阪・関西万博では企業とかおりで共創。それが人気パビリオン「PASONA NATUREVERSE」。土のかおりで微生物の世界を表現、万博の「いのち」という大きいテーマにかおりをかけ合わせることで没入感を高めより記憶に残る体験へとつなげた。そんなエステーがパソナグループと再びタッグを組み新たなかおりのプロジェクトを始動。テーマは「かおりで地域を豊かにする!」。かおりという目に見えない力で人々の心と体の健康、人生そのものを豊かにするのがエステーが目指すウェルネス。一緒に実行してくれる企業や自治体を募集した。プレゼンを聞いた渡瀬ひろみ氏は「ホノルル空港に降り立つと空気がココナッツの香り。ハワイに来た!と全身で感じる。そういうものを各都道府県に、例えば大阪はお好み焼きのにおいが新大阪駅に漂っているというような、そういうものをエステーが主導されるとちょっと面白い」などと語った。