高齢者向けテクノロジーのスタートアップが開発した今日から販売する“デジタル近居”サービス「ちかく」。SIM内蔵の専用端末を高齢者側のテレビと電源コンセントにつなげるだけでWi−Fiの設定やインターネット工事は不要。端末のカメラが部屋に人がいるかどうかを判断し見守る側はスマホのアプリで高齢者側の在宅を知ることができる。高齢者側はワンタッチでテレビ電話が可能に。在宅時にもっとも過ごす部屋に置かれたテレビを活用することで高齢者側にとってはほぼ等身大の表情でやり取りができ見守る側にとっては高齢者の生活リズムを把握できる。2040年1人暮らしの高齢者世帯がおよそ900万世帯に上るとの試算がある中、デジタル技術を用いた新たな家族との距離感の提案“デジタル近居”というコンセプトとなっている。チカク・梶原健司代表は「それぞれに生活や住み慣れた家がありデジタルの力を使いお互いに無理のない形で近居というのが離れていても近居のようなことが実現できればいま家族が抱えている課題が解決できる」などと話した。