5日のニューヨーク株式市場と雇用統計の注目ポイントについて、松谷さんは「翌日に雇用統計を控える中、小幅な値動きとなっている。前日に3指数が揃って最高値を更新したことを受け、短期的な相場の過熱感が意識され、一部銘柄では利益確定売りも出ている。市場では非農業部門の雇用者数が20万人と増加、失業率は4.2%と予想されている。10月の雇用者数の伸びは減速となったが、ボーイングなどのストライキやハリケーンの影響があったとしている。さらに労働省はリリースで、前回調査の回答率が通常よりも低かったことを明らかにしているため、前月分の数値が修正される可能性にも注目が集まる。先週発表された労働市場の見通しについては、「今後6カ月で雇用が増える」との回答が過去最高水準に達するなど、楽観的な見方が広がっているが、雇用環境が悪化するリスクにも留意しておく必要がある。」などと解説した。