ロケットを打ち上げるときたくさん煙が出るのは水をぶっかけているから。JAXA鹿児島宇宙センターの森さんが解説した。ロケットはエンジンで燃料を燃やし、ガスを噴出して進む。500トンのロケットの場合は発射台の近くの温度は2000℃近くになる。高温対策として、発射台の下にあるフレームデフレクターは横方向に煙を逃がす構造になっている。溶けて跳ね返ったコンクリートがロケットに当たらないようにするため発射台の周りから水を出しており、打ち上げのときの煙のほとんどは水蒸気や湯気。冷やすだけでなく防音の役割もある。空気に水の細かい粒が含まれることで、音が伝わりにくくなる。