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「スペースX」 のテレビ露出情報

今月太陽で大規模な爆発(フレア)が連続して起き、日本を含む世界でオーロラが観測された。今回は緯度が低い地域でも観測できたことが特徴。北海道陸別町や石川県輪島市など、国内各地で確認された。太陽で起きていたのは、連続する爆発的な現象。今月8日から10日にかけての太陽の衛星画像では、大きなしみのような黒点が2か所にある。この黒点は太陽活動が活発になって強い磁場が現れている場所で、頻繁に爆発(太陽フレア)が起きる。その大規模なものが今回72時間で7回連続して発生。これは観測史上初めてのこと。フレアが起きると地球でオーロラが発生するのは、爆発で電磁波や大量の電気を帯びた粒子などが放出され地球に飛んでくるから。ただ地球は全体が磁石のようになっていて、周りが磁場で覆われていて、電気を帯びた粒子ははねのけられているが、時々北極などの極地に入り込んで大気の成分とぶつかってオーロラを発生させる。今回粒子が大量だったことから地球周りの磁場が乱れる「磁気嵐」が起きて、入り込んでくる粒子が増えて低緯度の地域でもオーロラが観測できた。過去にはオーロラにとどまらず、地上の暮らしに大きな影響が出たこともある。太陽フレアのおもな被害:停電、衛星への影響、通信障害。磁気嵐によって大量の電流が送電線に流れ込むと大規模な停電につながる。1989年にカナダで停電が発生し、復旧までに9時間もかかった。衛星への影響。磁気嵐で大気が濃くなることがあり、飛行中の衛星への空気抵抗が増える。2022年、米国のスペースXの通信衛星40機が軌道を外れて次々に落下。通信障害については、船舶や飛行機、災害対応で使われる短波による長距離無線に影響が出る。短波無線は電波を電離層に反射させることで遠くにある空港などと通信する方法だが、磁気嵐で電離層が乱れると電波がうまく反射しなくなり通信ができなくなる。2017年には大型のハリケーンに襲われたカリブ海沿岸地域で、救助隊の短波通信ができなくなって救助に支障が出る事態となった。また衛星との通信にも影響があり、GPSを使った測位システムは衛星の電波を受けて距離を測ることで位置を測定するが、電離層が乱れると電波の伝わり方にずれが生じて精度が悪くなる。今回磁気嵐は今月11日から14日まで観測され、情報通信研究機構によるとGPSの精度などに影響が出たという報告があるという。ただスマホやカーナビの位置情報はGPS以外にも携帯の基地局からの電波、それから加速度計による計測を組み合わせて表示されているため、今回は地上の暮らしに大きな支障はなかったと見られるという。
今月太陽で大規模な爆発(フレア)が連続して起き、日本を含む世界でオーロラが観測された。今後は、来年に向けて警戒が必要。というのも太陽はほぼ11年周期で活動していて、来年ピークを迎えてフレアが増えると予測されているから。これに向けて総務省は、今後100年に一度の巨大な爆発が起きた場合の最悪シナリオの例というのを公表している。まず携帯電話やテレビは電磁波の影響で2週間断続的に利用や視聴ができなくなる。またGPSの精度が極端に悪くなって、カーナビやスマホの地図アプリが使いにくくなる。さらに、飛行機の管制機能にも影響があって、事故のリスクを避けるため2週間の運休も考えられる他、広域停電もありうるとしている。完全に影響を防ぐというのは難しく、代替手段が重要になってくる。例えば、スマホが使えなくても有線通信である自宅の固定電話や公衆電話、それからインターネットも光ケーブルなど地上のネット回線では使える可能性がある。ただいきなり被害発生となると大混乱になるので、事前の情報発信が重要。その役割を担っているのが東京・小金井市にある情信研究機構の宇宙天気予報センター。担当者が衛星データや大気の観測結果をもとに、太陽の状態やその影響を予測して毎日ホームページで公開している。社会的に影響が大きいと考えられる場合は、特別なお知らせというのをホームページ上に出す。さらに今年中には一般向けにもっと分かりやすく警報や注意報のような情報を出すということも検討しているという。太陽フレアによる被害の特徴は、地震や台風と違って目に見えないこと。いざという時に慌てないためにも、まずは太陽フレアによる被害がありうるということを知り、万一警報のような情報が出たら代替手段の利用を考えるとよい。出典:NOAA。解説委員:水野倫之。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年6月27日放送 6:38 - 7:00 NHK総合
NHKニュース おはよう日本おはBiz
先月、世界各地でオーロラが見られた背景には、太陽の表面で起きた太陽フレアと呼ばれる巨大な爆発現象があった。海外では太陽フレアが経済活動に影響を及ぼすケースも出ていて、対策が進められている。米国中西部ミネソタ州の農家・パトリックオコナーさんは、GPSを活用した自動運転のトラクターを使ってトウモロコシを栽培している。先月の種まきの日にGPSが突如動かなくなり、作[…続きを読む]

2024年6月20日放送 23:59 - 0:54 日本テレビ
10人の天才宇宙飛行士 野口聡一が選ぶ10人の天才
宇宙飛行士・野口聡一さんが選んだ10人の天才、1人目はイーロン・マスク。1998年にネット決済サービス会社「PayPal」を創業し、オンライン決済を世界中に普及させた。2003年に電気自動車メーカー「Tesla」に出資し、2008年にCEOに就任。2022年にTwitterを買収し、翌年「X」と改名。世界で初めて個人資産3000億ドル(約46兆円)を超えた2[…続きを読む]

2024年6月17日放送 5:45 - 7:05 テレビ東京
モーサテ(ニュース)
アメリカと中国の間で、月をめぐる競争が加速している。今月は、アメリカの月面探査計画に関わるスペースXの宇宙船が地球に安全に帰還する試験に成功したほか、中国の探査機の嫦娥6号が史上初めて月の裏側から土のサンプルを採取した。2つの国が月を目指す理由をアメリカの専門家に聞いた。
アメリカと中国が月を目指す理由について、グレッグ・オートリー教授は「月には「資源」と[…続きを読む]

2024年6月16日放送 0:40 - 1:39 NHK総合
NHKスペシャルヒューマン・エイジ人間の時代 プロローグさらなる繁栄か破滅か
2022年3月17日、アメリカ・フロリダ州でNASAの新型ロケットが発射台に姿を現した。スペースシャトルの3倍以上の積載量を誇る史上最大級のロケットである。NASAは火星進出計画を発表した。2025年には月面基地建設準備に着手し、2040年までに人類を火星に立たせるという。火星の重力は地球の3分の1、気温は夏には30℃、冬には-130℃になる。火星進出には強[…続きを読む]

2024年6月9日放送 5:50 - 8:30 テレビ朝日
サンデーLIVE!!厳選! 今週の「世界のニュース」その時何が…
2日に中国の無人探査機「嫦娥6号」が、人類史上初めて月の裏側のサンプル採取に成功した。今月下旬に地球に戻る予定。アメリカでは5日、ボーイング社が開発した「スターライナー」が初めて有人での打ち上げに成功した。6日には国際宇宙ステーションとのドッキングも果たし、スペースX「クルードラゴン」との2機体制で安定した環境構築が期待されている。

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