巨大IT企業を規制する新たな法律の施行に向けた動き。ことし6月、スマートフォンの分野で適切な競争を確保するための「スマホソフトウエア競争促進法」が成立した。この法律はグーグルやアップルといった巨大IT企業を規制するもので、公正取引委員会はこの法律の施行に向けて、今月30日から有識者会議を設置し、具体的なルール作りを進めると発表した。会議では、基本ソフトやブラウザで初期設定となっているサービスを簡単に変更したり、基本ソフトが異なるスマホどうしでも、簡単にデータを移行したりできるようにする際の具体的なルールなどを検討することにしている。また、プライバシー保護などの観点から、例外的にほかの事業者によるサービスの排除が認められる際の適切な方法なども議論される見通し。