冷凍食品の消費額は、2014年以降1兆円を越え2024年には過去最多の1兆3017億円となった。専門家によると、人気の理由は「コスパ」「タイパ」が最強。それに加え、物価高で割安な冷凍食品が再注目された。長期保存で食品ロス削減になり手抜きではなく、手間抜きという言葉が浸透している。PBの冷凍食品に各社が参入している。ウエルシアでは去年4月からPBの冷凍食品を販売開始している。きっかけは、お客さんから「冷凍おかずが欲しい!」との声が上がったこと。まず販売した「黒豚をちゃんと感じる幸せの肉餃子」がヒットし、続いて作った「あの店主がつくったメニューにはない炒飯」。ラーメン屋 トイ・ボックスの山上貴典店主監修で、ウエルシアの開発担当者の熱意が伝わりコラボが実現した商品とのこと。イオントップバリュでは、冷凍野菜が約100種類。冷凍が難しいと言われていた「スライスきゅうり」、最大の課題は食感を残すこと。厚みやカット方法、急速冷凍など試行錯誤しながら1年かけて完成させたという。