松田さんは「島を歩いてみるとあちこちに戦車や慰霊碑があり、島全体が戦跡のように感じた。今年5月には米軍によって1000人を超える日本兵の遺骨が埋葬された集団埋葬地の可能性がある場所がわかり、その場所から今月も新たに遺骨が見つかった。専門家は若い兵士のものではないかと話し、ここで多くの若者が過酷な状況の中で戦い多くの命を落とした。ペリリュー島も米中対立の渦中にある。島内の飛行場では米軍が滑走路の拡張工事を行っている。ウィップス大統領はインタビューにフィリピンの岩礁を中国が実効支配しているとして警戒感を示した。争いにまきこまれたくないとの声が多く聞かれた。多くの日本兵が眠るこの島を再び戦場にしてはいけない」などと述べた。