東京・足立区のスーパーさんようでは商品の読み取りは店員、会計は客が行う「セミセルフ」方式を採用。取材中にはクレジットカードでの精算に戸惑う女性がいた。女性は「暗証番号を入れないとダメだった。セルフレジの場合、後ろに並ばれちゃうと焦っちゃう」と話した。別の女性はセルフレジに不慣れなせいか、代わりにスタッフが精算を手伝う様子も見られた。店側にとって人件費の削減や混雑回避などの利点があるセルフレジを10年前から導入しているが、当初より複雑化しているという。キャッシュレス決済の普及などもあり、支払い方法は8つまで増えた。一般的な「セルフレジ」は支払いまでに商品をスキャンし袋に詰め、支払い方法を選択し代金を支払うといった少なくとも4つの工程を自らの手で行う必要がある。これらの手間が高齢者を中心にセルフレジに苦戦する要因になっている。
住所: 東京都足立区西保木間2-18-6