アサヒグループHDはサイバー攻撃による大規模システム障害で先月29日からビールや飲料などの生産や受注を一時ほぼ停止していた。そうしたなか主力の「スーパードライ」などのアルコール飲料について今月2日から国内6工場で生産を部分的に再開していると明らかにした。今月1日に緊急対応として手作業で受注した分などを生産し、順次出荷しているという。一方、この影響でキリンビールは想定以上の受注があったとして9日の出荷分より生ビール用の樽など一部の業務用商品の出荷制限を行うと明らかにした。また、サッポロビールやサントリーもすでに出荷制限を行っているという。