今年は”令和の米騒動”と言われた去年よりも米の価格が上がっている。神奈川県内のスーパーでは、去年秋は5kg約2000円だったが現在は約3400円になっている。米農家は「生産量に大きな変化ない。業者間でやりとりしている間に消えているとしか思えない」と話した。市場関係者によると、一部の卸売業者や生産者などが米の値上がりを受けてより高く売れるタイミングまで米を余分にストックし、その結果市場に出回る量が減って引き続き高値になっているという。そこで農水省は備蓄米を販売できる制度を整えると発表。備蓄米をJAに売り渡すことで流通量が増え、米の市場価格が落ち着けば高く売れなくなるため、余分にストックしていた米を手放すのではないかという狙いがある。農水省は集荷業者や卸売業者等の在庫状況を調べ、消えた米の行方についても調査しているという。
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