きょう発表されたセキュリティドローン「セコムドローンXX」は、セコムが来年から新たに導入するものだ。特徴は、画像AIの搭載だ。人などの画像をAIに取り込み、動きやものの形などの法則性などを学習する。巡回中に、不審者を検知すると、防災センターの監視卓に共有され、監視員が侵入者と指定すると、自動で追跡することができる。巡回・監視ができるAIドローンは日本初だという。導入の背景には、警備業界の深刻な人手不足がある。ことし8月の有効求人倍率は、平均1.17倍なのに対し、警備業を含む保安業は約7倍となっている。各社は、ロボットやドローンなど、最新技術を活用した解決策に乗り出している。セコムは、従来の警備体制よりも迅速な対応が可能で、状況に応じては警備員も現地に派遣する。