セブン&アイHDはカナダの「アリマンタシォン・クシュタール」から買収提案を受けている。法的拘束力はない。セブン&アイHDは独立社外取締役で構成される特別委員会で検討した上、提案を受け入れるか拒否するかなどを判断する。拒否した場合、カナダの会社側が同意を得ないままTOBに乗り出す可能性がある。アリマンタシォンは31の国と地域に約1万7000店舗展開しており、セブン&アイHDは20の国と地域に約8万6000店舗しているが、時価総額はアリマンタシォンはセブンの倍近くある。アリマンタシォンはガソリンスタンドなども運営しており、ヨーロッパにも幅広く展開している。売上高はセブン&アイHDが約11兆円、アリマンタシォンは約10兆円で、コンビニを軸とした世界世界有数の巨大小売グループが誕生する可能性がある。