4月7日、東洋英和女学院小学部では生後4か月のセラピー犬のANNEとの生活が始まった。生徒たちはセラピー犬を通して思いやる心を育んでいく。セラピードッグは高齢者施設や病院などで活躍し、1990年代以降では欧米を中心に教育現場でも活動しているものの日本での事例は殆どなかった。そこで吉田部長はスクール・セラピードッグの普及を目指してANNEを学校に迎い入れた。セラピードッグの専門知識を持つ吉田部長は自宅でANNEを飼い日中は学校に連れてきている。吉田部長は不登校児童をセラピードッグの力で減らしたいと考えている。セラピードッグの入学から1カ月、ANNEは学校のアイドルとなっていた。ANNEは階段の上り下りが苦手であり、吉田とともに克服することに挑戦し、克服することに成功した。その姿に勇気づけられた生徒たちも自分たちの苦手なものに挑戦していた。