ロシアのラブロフ外相はモスクワで北朝鮮のチェソ二外相と会談を行った。ロシアに北朝鮮が部隊を派遣したとして、各国が警戒を強める中で開催された今回の会談。ロシアメディアによると会談は3時間以上にわたって行われたという。会談の冒頭、ラブロフ外相は。“両国の軍の間には非常に緊密な関係が確立されているほか、安全保障当局どうしでも両国の国民にとって重要な役割を果たすことができるようになっている”と述べた。これに対し、チェソニ外相は“金正恩総書記は特別軍事作戦が始まった当初からロシア軍とロシア国民の聖戦を一貫して強力に支援するよう指示している。勝利の日まで常にロシアの同志の側に立つことを改めて保証したい”と応じた。会談の結果について発表はないが、金総書記のロシア訪問に向けた調整のほか、北朝鮮の部隊のロシアへの派遣や、ロシアと北朝鮮が署名した有事の際の軍事的な支援などを明記した包括的戦略パートナーシップ条約などについて協議されたものとみられる。