今月開幕するパリオリンピック。地元の警察は10日、開会式の会場となっているセーヌ川での警備訓練の様子を報道陣に公開した。訓練は航行中の船の上でテロなどの緊急事態が起きたことを想定して行われ、警察の部隊を乗せた3隻の小型ボートが船に横付けされると、銃を構えた隊員が次々と船内に突入していた。また、開会式を観戦する多くの観客が訪れるとみられるセーヌ川の川岸で、ボートから上陸する訓練も行っていた。セーヌ川の周辺では今月18日以降、テロ警戒区域が設けられ立ち入りが厳しく制限されるほか、開会式の最中には30隻ほどの警察の船が川の上で警備にあたるという。