スポーツ選手が引退してセカンドキャリアを歩み出すには様々な困難がある。スポーツ心理学者の田中ウルヴェ京さんによると、プロアスリートが現役引退する際、金銭面の壁、再就職の壁、心理的な壁の3つの壁にぶつかるという。ウルヴェさんはアスリートへの対策として、匿名で相談できる電話やオンラインなどの相談窓口を整備しているという。また引退の再、心理的な壁にぶつかることを現役のうちに理解してもらうことなど挙げている。こうした心理的な壁の問題はアスリートに限らず、定年退職するサラリーマンなどにも起こり得るという。ウルヴェさんによると、定年退職後の心理的な壁対策は毎日日記をつけることだという。本当の気持ちと実際の行動を分けて書くことで、自分の人生で本当に大事なことに気がつけるとのこと。スタジオでは「スポーツ選手に限らず一般の人にもセカンドキャリアを考える機会を提供していくべき」などの意見があがった。