韓国で急拡大しているペット市場。全国の世帯の1/4がペットを飼っている。政府も飼い主への支援を強化。しかし、その裏では深刻な社会課題もある。きのうソウルにオープンした猫カフェは日本国内で30店舗以上の猫カフェを展開する「リポット」の海外進出1号店だ。20匹以上いるネコとふれあい自由な時間を過ごせる。4世帯に1世帯がペットを飼っているとされる韓国では2027年の市場規模が現在の約2倍の1.7兆円ほどに膨らむと見込まれる。ペットブームを追い風に猫カフェなど関連ビジネスのチャンスも拡大している。一方で韓国で深刻な問題となっているのは低い出生率。若者の結婚観の変化もあり去年は0.72と過去最低を更新。これはOECD加盟国でも最低水準に位置している。急速な少子化をめぐり国家消滅の危機との指摘も出るなか、ネット通販大手ではペット用カートの販売数がベビーカーを上回る事態になった。少子化をよそにペット関連市場は今後も急速に成長を続ける見通し。