韓国の政治的混乱は韓国市場に進出する日本企業にどのような影響を及ぼしているのか。ソウルで行われた最大級のスタートアップ企業のイベントを取材。世界最小クラスの産業用ドローンを開発する千葉県のスタートアップ、リベラウェアは、グローバル市場進出の第一歩として先月、韓国に拠点を設けた。このドローンは今年、能登半島地震で被災した住宅や商業施設の床下などを撮影。過去には福島第一原発の内部調査にも活用された実績がある。韓国からの訪日客は10月までの累計で国地域別で最も多い720万人。特にシニア層の日本旅行は人気で黄色い風船は今年、東京に現地法人を開設。来年には大阪にも営業所を作る予定。韓国の呉ヨンジュ中小ベンチャー企業相は「日韓の経済は良くなる」、リベラウェアの海外事業部の金泰泓部長は「状況を見て柔軟に対応していく」、ジェトロソウル事務所の前川直行所長は「大きく損なわれることはないのでは」、黄色い風船のグ・イェウォンさんは「キャンセルする顧客もほとんどいなく現状前後に大差はない」とコメント。