フィギュアスケートのりくりゅうペアの金メダルとここまでの軌跡を振り返る。木原龍一選手はソチ五輪に高橋成美さんとのペアで初出場し18位。ケガもあり引退を考えた時期もあったが、2019年に運命の出会いが待っていた。2019年、りくりゅうペア結成。わずか4カ月後には全日本選手権に出場。日本のペア競技は競技人口が少なく、この時リンクに立ったのはりくりゅうペア1組のみだった。拠点のカナダで日々練習に取り組んだ。2人で初めて挑んだ北京五輪では日本ペア史上初の7位入賞を果たした。その後も快進撃は続き、世界選手権など3つのタイトルを総なめにする日本勢初の年間グランドスラムを達成。そんな中、去年の全日本選手権で三浦選手が直前練習で左肩を脱臼。逆境も二人の絆で乗り越え渾身の演技を披露した。きのう、金メダル候補として迎えたショートプログラムは得点源のリフトでまさかのミスで5位と苦しいスタートとなった。運命のフリー、坂本花織選手がスタンドに駆けつけ、マルコットコーチが2人を送り出した。2人はフリーで世界歴代最高となる158.13をたたき出し逆転優勝。トップと6.9点差からの金メダルは現行の採点制度では史上最大の大逆転。金メダル獲得後、7年の絆が育んだ愛あるやりとりをカメラが捉えていた。
