DZHフィナンシャルリサーチの東野さんの予想レンジは39150~39500円。注目ポイントは「大型イベントを通過したアメリカ市場」で「主要3指数で見ると全般堅調に見えるが、半導体株指数がいまだに10月の戻り高値も超えられず7月の市場最高値から12%程度の下方に乖離した数字にとどまっている。これは夏場に向けて相対的に強く上昇した反動が大きすぎたため半導体関連の状況の不透明感などもあり、上昇が追いついていないと見ることができる。時価総額規模が最も小さい半導体株指数が大きな反動が主要3指数の当面の当落に影響を及ぼす可能性が高いと見ている。またイベントを通過し物色の優勢にも変化が生じることが考えられる。アメリカ半導体大手「エヌビディア」のような巨大ハイテク企業が存在しない東京市場ではすでに2022年から金融セクターの優勢が続いている状況だが、米国市場で物色の変化が鮮明になってくれば東京市場でも一段と強まっていくと考えられる。」などと述べた。