ソーラーシェアリングで太陽光発電と農家との共存について東京大学大学院の加藤洋一郎教授は6年にも及ぶソーラーシェアリングの実験により「総収益自体は5倍以上になるという試算結果が得られた」と述べていた。ただ、太陽光パネルが水田の3割近くを覆ってしまっており、収穫量自体は23%減少した。加藤教授は「農業者にも攻めの農業が安定的に実現できるかが課題となる」という。一方、千葉・木更津市でソーラーシェアリングの事業を展開している出光興産が設置した太陽光パネルは、太陽の動きに合わせてパネルが動くと話していた。出光興産の地域創生事業部・丹保省吾さんは「農業を継続できるよう、エネルギー会社だが貢献したい」とコメントした。