イスラム主義勢力のタリバンは4年前にアフガニスタンの実権を握り、女性の教育への制限を強めてきた。女性が学校に通えるのは小学校までとされ、中学や高校に通えなくなった女性は少なくとも140万人に上っている。タマナ・バハドゥーリさん(23)は教師を志していたが学びの道を絶たれ、例外的に認められていた医療系教育機関の試験に合格するも、タリバンの政策で通学もできなくなった。タリバン内では温度差があり、外務省No.2は女子教育の再開を指導部に求めているが、最高指導者を頂きとする保守派の意向が政策に強く反映されている。