ダイニチ工業の最新の加湿器の運転音は15デシベル未満。空気の流れに淀みが出てしまうと、それだけで耳障りな音の原因になるという。整流板で風の流れを調整して音を静かにしている。ダイニチ工業では石油ファンヒーターや加湿器で培った技術を生かして季節商品以外の製品開発にも取り組んでいる。石油ファンヒーターの気化器を応用して開発したのがイベントなどで使われるスモークマシンだ。2022年位は加湿器の送風技術を応用した空気清浄機に参入。2023年には石油ファンヒーターと加湿器、双方の技術を組み合わせて家庭用コーヒー豆焙煎機を開発した。熱風の温度と焙煎時間をコントロールして安定した焙煎を行っている。