きのう外国為替市場では円高が進み、一時1ドル=140円台と約7カ月ぶりの水準に値上がり。21日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は一時1300ドル以上下落し、先週末の終値に比べて971ドル安い3万8170ドル41セントで取引を終えた。背景にあるのがトランプ大統領がFRB・パウエル議長の解任に言及したことに対する警戒感。トランプ大統領は株価下落や景気失速の懸念から「FRBには国民に対して金利を下げる義務がある」と要求。しかし、パウエル議長は関税政策に懸念を示し、利下げに慎重な姿勢を崩していない。21日にはトランプ大統領が改めてFRBに利下げを要求。24日予定の加藤財務大臣と米・ベッセント財務長官の会談で円安の是正について話し合われる見方があり、ドルを売って円を買う流れが加速。