歌劇「イーゴリ公」からダッタン人の踊りを紹介。サンプトペテルブルクのネフスキー大修道院の片隅にアレクサンドロ・ボロディンの墓があり、その墓にはダッタン人の踊りのメロディーが刻まれている。
ウクライナ北部の自然豊かな情景を紹介。ボロディンはイーゴリ公の砦跡周辺を散策しながら、歌劇「イーゴリ公」の構想を練った。ロシア国境に近いノブゴロド・セーヴィルスキーの領主だったイーゴリ公は遊牧民族ポロヴェツを討つため遠征に出発するが惨敗に終わる。イーゴリ公は捕虜となるが寛大な敵将は歌と踊りでもてなした。これは「ダッタン人の踊り」の有名な場面となった。