フジ・メディア・ホールディングスは中居正広をめぐる一連の問題を受けて、株主総会に経営陣を刷新する人事案を提出している。一方、大株主のダルトン・インベストメンツも新たな取締役候補を提案し、株主が両者の案の候補者から取締役を選ぶ形となっていて、フジ側の人事案が承認されるかが焦点。ダルトン側の幹部は株主総会を前に「厳しい戦いというか勝率でいったら結構悪いと思います」と述べた。そのうえでフジテレビ側に対し、「改革に向けた計画を実行に移してほしい」と注文をつけた。複数のフジテレビ関係者はフジが提出する人事案が承認される見通しを示すなど自信をにじませている。