ロシアによる軍事侵攻を受ける前の2017年に、ウクライナの子どもたちが東日本大震災と原発事故をテーマに描いた絵画など95点の作品を展示する企画展が、伊達市の梁川美術館できょうから始まった。このうち、現在のウクライナにある38年前に事故を起こしたチョルノービリ原子力発電所を描いた絵は黒を基調としていて、原発事故の影響の大きさをイメージさせる作品となっている。一方で、世界各国の国旗をあしらった服を着た子どもたちが手をつなぐ様子や、子どもと地球、緑の木々が笑顔で手をつなぐ様子を描いたものなど明るい作品も多く並んでいて、子どもたちの平和を願う気持ちが表されている。この企画展は来月18日まで開かれている。