タイ・バンコクは激しい渋滞で知られ、救急医療にとって大きな問題となっている。そこでスマート救急車を導入。車内にはカメラが取り付けられ、搬送中の患者の映像がリアルタイムで病院の専門医などと共有できる。タイ政府は効果を検証しながら導入を拡大させていきたいとしている。遠隔医療は医師不足の地方でも活用が広がっている。タイ北部チェンライの診療所では周産期医療が課題となっていて、去年から日本のスタートアップ企業が開発したリモートで検診を行うための医療機器が導入された。タイでは急速な高齢化という課題も抱えており、タイ政府は対策の切り札として遠隔医療などの積極的な活用を掲げており、そのためにも高速通信の整備を加速させている。