続いては「135周年 帝国ホテル」について。マリリン・モンローやチャップリンなど歴史に名を刻む人物が宿泊したことでも知られ、顧客満足度調査では16年連続1位の日本を代表するホテルである。館内には日本庭園や茶室などもある。歴史の始まりは1890年に遡り日本が世界と並ぶ国としての地位を築こうとしていた頃、政府や財界からの出資により国策として誕生したのが帝国ホテルとなる。宿泊料は50銭~7円で現在の価格では1万円~14万円となっていた。ホテル業界初のサービスを数々導入し、1911年には日本初のランドリーサービスを始め外国の来賓が長い船旅で訪れるため大型ランドリーを設置した。このサービスは今も高い評価を受け、キアヌ・リーブスと北野武が共演したJMでは「シャツの洗濯を頼みたい。できれば帝国ホテルのランドリーのような」というセリフがあり、それはサービスに感激したアドリブだったとのこと。1923年にはホテルで初めてウエディングサービスを開始し、関東大震災で神社が焼失したことでホテル内に神社を設置して挙式と披露宴を1つのホテルで行うことを定着させた。そしてバイキングスタイルの食事を初めて開始したのも帝国ホテルである。