椀子ワイナリーは下草を育てることで環境にも優しいのが特徴で、絶滅危惧種のチョウがやってくることもあるのだという。一般的なブドウ畑が標高200~300mという高い場所に作られるのに対し、椀子ワイナリーは更に高い650mという高地に作られていて地球温暖化の中でも影響なく生産する狙いがあったという。日照時間が長く降水量は少なく1日の寒暖差が大きい場所がブドウ栽培に適しているとされるが、今年は気温が下がると活動を止める糸状菌が夜も22.1℃と高音であり、台風の影響で雨も多かったことで収穫量は厳しい状況となったという。シャトー・メルシャンではチリのトップワイナリーであるコンチャ・イ・トロと提携を行い、異なる条件での収穫や仕込みの経験を積んでいて、友人の名を関した「コンチャ・イ・トロ アミシス」も販売されるなど、協力しながらの持続可能なワイン造りに励んでいる。