クマの目撃情報が相次いでいる東京・日の出町で町民向けのクマ対策講習会が初めて開催された。日の出町によると、クマやクマとみられる動物の目撃情報は去年は13件。講師の専門家はクマの生態を説明したほか、ゴミの適切な処理など対策をとりクマと遭遇しない環境をつくることが重要だと訴えた。一方、都内でおよそ160頭生息しているとされるツキノワグマについて、別の専門家、東京農業大学・山崎晃司教授は「分布域の広がり」を指摘。「必要な場合は捕獲というかたちで対処していかないと市街地の侵入とか人身被害とかがこの先には起こるかもしれない」と指摘した。
