米国のトランプ次期大統領は、アラブ中東担当の大統領上級顧問に実業家のマサドブーロス氏を起用するとSNSで明らかにした。「国際舞台で豊富な経験を持つ成功した弁護士で、ビジネス界でも非常に尊敬されているリーダーだ。交渉がうまく、中東の平和の揺るぎない支持者だ」としている。米国メディアによると、ブーロス氏はレバノン系米国人で「パレスチナ暫定自治政府のアッバス議長ら、パレスチナ側とのパイプもある」という。またトランプ氏の次女・ティファニー氏の義父で、みずからに近い人物を起用することで、混乱が続く中東の安定を図る考えとみられる。トランプ氏は前日にも、フランスに駐在する新しい米国大使に長女・イバンカ氏の義父のチャールズクシュナー氏を起用すると明らかにしている。