3か月を切った米国大統領選挙について、民主党の候補に決定したハリス氏は、選挙戦をともに戦う副大統領候補に、ミネソタ州のウォルズ知事を選んだ。約1万人が集まった東部ペンシルベニア州の選挙集会。ハリス氏が副大統領候補に選んだばかりの、ミネソタ州ウォルズ知事とそろって登場した。白人男性で、農村部を地盤としているウォルズ氏の起用には、黒人や女性、若者を中心としたハリス氏の支持層を補う狙いがある。最近は共和党のトランプ前大統領と、副大統領候補のバンス上院議員を厳しくこき下ろし注目が高まっていた。支持者も熱く迎える。ただ全国的な知名度には課題も。一方、共和党トランプ陣営は、ウォルズ氏を「極左の過激派」とするなど、白人労働者や無党派層への支持拡大を阻止しようとしている。ハリス氏はウォルズ氏の起用で、打倒トランプに向け支持を広げるのか。