米国大統領選挙に向けてトランプ前大統領は21日、自身が銃撃された事件以降、初めて、屋外で選挙集会を開いた。米国大統領選の激戦州・ノースカロライナ州で選挙集会を開いたトランプ前大統領。ステージは防弾ガラスで囲われるなど、厳重な警備態勢が敷かれている。トランプ氏は先月、ペンシルベニア州の屋外で行った集会で銃撃され、右耳を負傷して以降、集会を屋内で行ってきた。事件以降、屋外で集会を開くのは今回が初めて。トランプ氏は安全保障政策について演説し、民主党・ハリス副大統領への批判を繰り返した。トランプ前大統領は「世界は戦火に包まれており、ハリスとバイデンは我々を第三次世界大戦の瀬戸際まで追い込んだ。今年11月、米国国民はハリスに『もうたくさんだ』と言うだろう。もう我慢できない。ハリス、お前の仕事はひどい。クビだ、出ていけ」と述べた。一方、シカゴで開かれている民主党の党大会は3日目を迎え、副大統領候補のウォルズ氏が指名受諾演説を行う予定。米国・ノースカロライナ州、米国・ペンシルベニア州、米国・シカゴの映像。