アメリカの寝具メーカーの調査では約200万人のスマートベッドを購入した人のデータから18歳~34歳の平均は午後10時6分に就寝。1年前と比べ12分早く寝ている。大学生は午後9時頃が平均だという。ある大学生は大学のイベントが入学時より早く始まるものが増えた、午後9時以降に起きていても良いことはないという。金融業務アナリストは以前は深夜までバーをはしごすることが多かった、今は午後5時から午後6時に友人と食事やショーを見るぐらいで午後9時には寝る。遅い時間の食事に使っていた毎月数百ドルを節約できたという。睡眠不足は、不必要な支出が増える。集中力や生産性の低下。睡眠障害や生活習慣病などの危険もある。毎日6時間寝たとしても平均6時間を1週間続けると徹夜を2日も続けたのと同程度の判断力低下になるという。日本は平均睡眠時間が少ない。日本の高校生はアメリカの高校生の約4倍も授業中に居眠り。トラックドライバーが24時間睡眠を取らなかった場合、ドライバーの判断力が落ち、血中アルコール濃度0.1%程度と同じ程度になる。アメリカの飲酒運転の基準0.08%を上回る数値。睡眠時間が合計1時間、一日あたり約8.6分のびた場合、短期的に平均1.5%の収入アップ、長期的には4.9%アップするというデータもある。アップルのティム・クック、アマゾンのジェフ・ベゾス、ツイッターのジャック・ドーシーは平均で7時間寝ている。長く寝て何百億円も稼いでいる。きょうのパックン視点は「Feeling dumber? Get more slumber!」(仕事したい?おやすみなさい!)。パックンは「自分の生活スタイルにあわせて長い時間、昼寝でもいいから長い睡眠時間を確保できるようになっていると思う。寝ることをおろそかにすると大事なチャンスを損ねる。しっかり寝ることでパフォーマンスがはねる。寝ることは健康と経済両方のメリットをかねる」などと述べた。