11月の米国大統領選挙に向け、ハリス副大統領とトランプ前大統領が初めて直接対決するテレビ討論会が開かれ、経済や不法移民の問題などをめぐり批判し合った。討論会でハリス氏はトランプ氏の大統領在任中の経済運営を批判するなど、検察官出身らしく攻撃的な姿勢で討論に臨んだ。一方、トランプ氏も「バイデン政権が史上最悪のインフレを招いた。国境管理に失敗し不法移民が急増した」と指摘。相手の発言中の対応でも違いは際立ち、トランプ氏の発言中、ハリス氏が呆れたような表情を見せる一方で、トランプ氏はハリス氏の発言中に大きな反応はせず、自らの発言のタイミングを待っていることがほとんどだった。討論会直後には人気歌手・テイラースウィフトさんがハリス氏への支持を表明していて、今後の無党派層の動向が注目される。