男性の更年期障害について、心の症状と体の症状は男女ともにほぼ同じだが、男性特有なものについて性欲の減退がある。男性の更年期障害を専門に扱っているのは主に泌尿器科で、総合内科でも扱っている。男性ホルモンの補充治療や漢方薬などで治すという。仕事や日常生活に支障をきたしたり周りの方が気づいたら受診を提案するのがいいのではとしている。松下一仁に受診する人の例として「やる気が出ない」「仕事のパフォーマンスが低下している」「不眠だけど精神科に行くのは抵抗がある」「夫が以前と違ってイライラ」などを挙げ、意欲が出ない、体がだるい、性欲関係などの訴えが多いという。男性ホルモンは加齢のほかにストレスで大きく下がることもあり、症状が出てくるという。男性の更年期障害はテストステロンの低下が原因で起こる不調で、女性は閉経前後に女性ホルモンが急激に低下し、男性は年齢とともに徐々に下がっていく。適切な食事管理や運動で男性ホルモンを上げ、症状から脱することも可能だという。