先月、ヘリコプターの墜落事故で大統領が亡くなったことを受けて、28日に行われたイランの大統領選挙。唯一の改革派の候補ペゼシュキアン氏が最多の1041万票余りを獲得した。次いで保守強硬派のジャリリ氏が947万票余りを獲得した。ただ、いずれの得票も過半数に届かず、来月5日にこの2人による決選投票が行われることになった。一方、338万票余りを得ながらも、落選した保守強硬派のガリバフ氏は、みずからの支持者に対し、保守強硬派のジャリリ氏に投票するよう呼びかけている。欧米との対立路線の継承か、それとも方針転換を図るのか。イランの外交政策を左右する決選投票となる。