テヘランから中継で土屋氏が解説する。ペゼシュキアン大統領自身が風紀警察の対応を批判し女性たちに改善を約束していた。昨日の会見でも女性に対し「もう困らせることがないように我々がチェックします」などと述べた。大統領就任以降、広場などでの取り締まりは鳴りを潜めているが、強い力を持つ保守強硬派からは厳しく取り締まるべきとの声も上がっている。外交問題については前政権との違いは打ち出せていない。核開発を巡っては各合意を逸脱する形での高濃縮ウランの蓄積が続けられている。ガザ地区の情勢を巡っても抵抗の枢軸と呼ばれる勢力への支援を続ける姿勢。本来国連総会の場をうまく活かし欧米との関係改善に向け一歩踏み出したいところで会談などの調整を進めているが、道のりは厳しいと言わざるを得ない。