激戦州のひとつジョージア州。先週大雨にも関わらず、多くの人が集まってきていた。民主党を支持する若者たち。この日はハリス氏勝利のための作戦を話し合っていた。グループを束ねるのはタイガーリリーさん。実はこれまでの選挙戦を複雑な思いで見ていたという。イスラエルへの連帯を表明し続けるバイデン政権。しかし、SNSで飛び交う映像はガザの人々の苦しみだった。学生らを中心にバイデン政権への批判は広がり、前回2020年の大統領選のときと比べると若い世代の支持率は大きく落ち込んでいる。そこに現れたのはハリス氏。最新の世論調査では若者からの強い支持が示されているが、ガザ情勢をめぐってはハリス氏は明確なスタンスを打ち出していない。ただ、タイガーリリーさんはそれでも「ハリス氏に希望を見る」などコメント。若者の投票行動などに詳しい専門家はハリス氏の勢いを認めながらも「若者の支持を集めきれているとは言えない」などと指摘。日本時間の今夜から始まる民主党大会で、ハリス氏がガザ情勢についてどのように言及するのか、そして若者の希望をつなぎ止められるのか選挙に向けて大きな焦点となりそう。