伊藤忠商事がAIを使った吹き替えサービスを手がける企業と業務提携し年内にもサービスの提供を始めることがテレビ東京の取材でわかった。東京・渋谷区のオフィスで行われている日本のIPコンテンツを海外で展開するための戦略会議。話しているのは伊藤忠商事の稲留さんとAIを使った吹き替えサービスを手がけるタイタンインテリジェンスの赤塚CEOだ。両者と伊藤忠傘下のIT企業、伊藤忠テクノソリューションズは3社で業務提携しAI吹き替えサービスを年内にも展開する予定だ。吹き替えに使用する音声は許諾のとれたものに限定。コストは現地の声優に依頼する場合と比べて10分の1ほどになる。そのため、これまで海外展開を諦めていた中小の事業者にも可能性が広がる。この日も実際にSNS向けのショートドラマを手がける企業が話を聞きに来ていた。伊藤忠は2029年までに日本発のIPコンテンツを中心に流通総額1500億円を目指していて、今回の技術が目標に近づくために重要になる。
